「綿屋」(わたや)蔵元紹介

地元の銘柄は『金の井』。平成5年から専務で醸造家の三代目三浦幹典氏が『綿屋』を創り出しました。
名前は昔ながらの屋号に由来しております。
『丹沢山』『隆』醸造元、川西屋酒造店の露木雅一専務の協力により、酒造りをスタートさせました。
それから2年後、南部杜氏の名人玉山専昭氏と出会い、杜氏、蔵人を入れ替えて再スタートしました。
『綿屋』は余分な香りを極限まで控え、精米歩合を上げ、炭素濾過を廃止し、
酸とアミノ酸のバランスが整った、グレードの高い、味重視の食中酒を目指しております。
酸とアミノ酸のバランスは熟成によって変化するので、毎月その時期一番味がのったお酒を出荷しております。
宮城県栗駒高原の一迫町に大正4年創業 仕込み蔵入口
小僧山水の水系、小僧の滝にご案内して頂きました。(写真右:三浦幹典専務)
実際に使用している、仕込み水はこの場所より更に上流に位置します。
仕込み水は小僧山水から水道が引かれているので、濾過器で濾過して使用しております。
蔵元さんの水への拘りと、水の味によってお酒の味が左右される事を改めて感じました。
自動洗米機
洗米後、全て限定吸水された酒米が甑にて蒸されます。
麹室に隣接した麹を枯らす第二麹室 仕込み蔵の風景
静かな蔵の中に小さな仕込みタンクが並ぶ。。。 ヤブタ式の圧搾機に似ていますが、佐瀬式の圧搾
機を使用しております。ヤブタ式に比べて圧力が
低く、ゴムや金属部品を使っていない為、
味に影響が出にくいそうです。
数ある冷蔵庫の中の一つ。全て瓶貯蔵され、
熟成し本来の味わいが出た時点で出荷されます。
事務所でのきき酒風景。常温に戻りつつある時が
正に酒名の通り、丸みを帯びた綿の様な
柔らかい味わいが感じられました。

 

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